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環境保全

地域の皆さまや次世代を担う子供たちが安心して健やかに暮らせる、安全で豊かな生活ができる環境を未来に残すため、地域の環境活動や金融サービスを通じ、気候変動や地球温暖化に配慮した環境保全・保護に取組んでいくことで、持続可能な社会の実現に努めてまいります。

「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言への取組み

東京きらぼしフィナンシャルグループは、SDGsにおけるマテリアリティの一つに地球温暖化・気候変動への対応を掲げ、2021年2月にTCFD提言に賛同しております。当社はグループを通じて、同提言に則った情報開示に取組むとともに、気候変動リスク軽減に向けたCO₂削減等への取組みを推進してまいります。

  • TCFDとは、FSB(金融安定理事会)が設立した民間主導による気候関連財務情報の開示に関するタスクフォースで、企業等に対し気候変動関連リスク・機会等に関する情報開示を推奨しています。
ガバナンス
  • 環境保全と企業活動の調和も重視した中期経営計画を2021年4月にスタートいたしました。
    今後、当社グループとしての取組みの議論を進めてまいります。
  • 事業戦略部を担当する取締役を「チーフ・サステナビリティ・オフィサー」としております。
    今後、気候変動にかかる取組みや対応について、経営会議や取締役会への定期的な報告を行います。
戦略
  • 中期経営計画において、当社グループのSDGsにおける優先的取組事項(マテリアリティ)の一つとして、「環境(地球温暖化・気候変動への対応)」を定めております。
    今後、付加価値の高い金融サービスの提供を通じて、気候変動リスクの低減に向けた取組みを推進してまいります。
  • 気候変動に関する機会とリスクについては、その影響の分析に努めてまいります。
    機 会: 低炭素社会への移行に向けたお客さまの設備投資等に対する支援等に取組んでまいります。
    リスク: 気候変動に関するリスクとして、物理的リスク(気候変動に起因する自然災害等の影響等)、移行リスク(低炭素社会への移行に伴う規制等)を認識しています。
  • 今後、当社の経営に影響をおよぼす可能性のある複数のシナリオをもとに、リスクと機会の評価に関する取組みを検討してまいります。
リスク管理
  • 気候変動リスクを重要なリスクの一つとして捉え、影響度合いと蓋然性を考慮のうえ、統合的リスク管理の枠組みで管理できる体制の構築に取組んでまいります。
  • 気候変動に起因するリスクを認識し、石炭火力発電、パーム油農園開発、森林伐採、その他環境・気候変動・生態系に影響を与える事業やクラスター弾等、非人道的兵器の製造事業に対する取組み方針を検討のうえ、炭素関連資産増加および非人道的兵器製造等の抑制に努めます。
指標と目標
  • きらぼし銀行の国内事業所における電力使用量由来のCO₂排出量の削減目標として、2030年までに2013年度対比46%削減を掲げております。
    • いずれも省エネ法に基づく報告数値より抜粋しております。
    • 2013年度は、合併前の旧東京都民銀行および旧八千代銀行の実績の合算となります。
  • 今後、パリ協定に準拠した目標設定に向け、各種データの整備・検討を進めてまいります。
  • これまでも温室効果ガス排出量の削減に取組んでおり、今後も継続してLED照明への移行、環境に配慮した営業車両への切替を進めるとともに、再生可能エネルギー由来電力への切替等の検討を進めてまいります。

環境保全への具体的な取組み

「脱炭素FIRSTBOOK」の配布

現在、さまざまな業界において環境保全・脱炭素に向けた取組みが重要になってきています。きらぼしグループでは、お取引先の皆さまに向けて、脱炭素への取組みについてご検討される際の一助として「脱炭素FIRSTBOOK」を制作しました。
本冊子はきらぼし銀行の各営業店でお渡ししています。

グリーンファイナンスへの取組み

中期経営計画において、SDGsにおけるマテリアリティの一つに掲げる地球温暖化・気候変動への対応への取組みとして、気候変動の緩和や適応に資するプロジェクトなどの環境事業を資金使途としたグリーンファイナンスへの投資に取組んでいます。
2021年9月、きらぼし銀行は温室効果ガス排出量の削減を対象としたサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を同行として初めて実行しました。SLLは、貸付条件と融資先のサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)に対する評価を連動させることで、融資先にSPTs達成を動機付け、持続可能な企業の成長を支援します。
そのほか、地域の地方自治体が発行するグリーンボンドへの取組みも積極的に行っており、2021年8月に川崎市が発行する政令市初の環境債「川崎市グリーンボンド」、同年10月に「神奈川県グリーンボンド」および東京都が発行する「東京グリーンボンド」にそれぞれ投資を実行しました。

自然環境の保全(公園の整備)
気候変動への適応(高潮防御施設の整備)

「花粉の少ない森づくり運動」への協力

地球温暖化防止に貢献しながら、健康な森を未来へ引き継ぐ「花粉の少ない森づくり運動」に賛同し、森林保全活動や「花粉の少ない森づくり定期」預金等を通じて協力しています。
その一環として、2019年3月に森林整備に関する協定を締結し、「企業の森・きらぼしの森」と名付けた東京都八王子市の森林の森づくりに取組んでおります。2021年10月には、職員の環境教育への取組みとして、新入行員を対象にきらぼしの森の下刈り(※)体験研修を実施しました。

  • 「下刈り」とは、植栽した苗木が育つように、下層部に生える雑草や雑木を除去する作業です。

環境に配慮した店舗設備

本社ビル(兼 きらぼし銀行本店)

CO2削減を目指し、本社ビル(兼 きらぼし銀行本店)では、太陽光発電や雨水利用、屋上緑化設備などの環境設備を導入しております。また、きらぼし銀行の店舗では、店内照明のLED化や高効率空調機をの設置など、環境に配慮した店舗づくりを進めています。
そのほか、環境保全につながる金融商品やサービスの提供など、事業活動を通じた地球温暖化対策に取組んでおります。

「とうきょう森づくり貢献認証制度」に認定

建築素材に多摩産材を利用して建設したきらぼし銀行本店と滝野川支店(兼 事務センター)の建物について、東京の森林整備への貢献が評価され、東京都から「とうきょう森づくり貢献認証制度(建築物等による二酸化炭素固定量認証)」に認定されました。

きらぼし銀行 滝野川支店(兼 事務センター)
きらぼし銀行本店